スキーシーズンを前に21日、東御市湯の丸高原にある湯の丸スキー場と、長和町大門のエコーバレースキー場で安全祈願祭が開かれた。湯の丸スキー場は25日、エコーバレースキー場は29日、ともに一部コースをオープンする予定。
湯の丸スキー場の運営会社「湯の丸観光開発」によると、昨季の利用客は約16万2千人。昨年12月に予定していた全面オープンが暖冬傾向のため今年1月にずれ込んだ影響もあり、目標の17万人を下回ったという。今季は挽回を図ろうと「例年以上に営業に力を入れた」と同社の峯村文博社長。「今季は利用客17万5千人を目指したい」と目標を高く掲げている。
エコーバレースキー場は、運営会社が再生可能エネルギー事業などを手掛ける「ブルーキャピタルマネジメント」(東京)に替わって、初めてのシーズン。昨季は、当時の運営会社が、利用客の減少を理由に経営譲渡を検討していた影響で、営業の準備が遅れ、リフトを動かせない日もあったという。今季は新たに降雪機10台、圧雪車1台を導入。29日は全10コースのうち、1コースをオープンし、順次使えるようにする。