県美術連合会(吉川信一会長)の所属作家による「第67回県芸術祭 美術連合展」が24日、県民会館で開幕した。日本画と洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門543人がジャンルの垣根を越えて出品。今年1年の創作活動の成果を伝えている。27日まで。
若手からベテランまでが新作・近作を1点ずつ出品した。日本画と洋画は描き手の喜びや苦悩を投影した大作がそろい、彫刻は人物や動物を題材に独自の世界を追求した意欲作が集まった。金属や漆、木など素材の可能性を熟練の技で引き出した工芸、漢字やかな、篆刻(てんこく)など多彩な書、自然が見せる一瞬の美しさを捉えた写真も会場を彩った。
開会式では吉川会長があいさつ。須河弘美県生活環境文化部長や加藤淳県芸術文化協会長、忠田北日本新聞社長らが加わりテープカットした。式後、県美術連合会を構成する6団体の各委員長が作品を解説した。
入場無料。25日は午前10時~午後1時半に出品作家がギャラリートークを行う。県と県芸術文化協会、県美術連合会主催、北日本新聞社後援。