迫力の歌声を響かせるリゴレット役の青山さん(左から2人目)=金沢市の金沢歌劇座

迫力の歌声を響かせるリゴレット役の青山さん(左から2人目)=金沢市の金沢歌劇座

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道化師の悲劇描く 金沢で歌劇「リゴレット」

北國新聞(2018年11月26日)

 歌劇「リゴレット」(金沢芸術創造財団、石川県音楽文化振興事業団主催、本社など特別協力)は25日、金沢市の金沢歌劇座で上演された。ヴェルディの名曲とともに道化師リゴレットの愛と憎しみの物語が繰り広げられ、観客が喝采を送った。
 リゴレットがまな娘ジルダを好色な公爵に辱められ復讐(ふくしゅう)を誓うが、公爵を愛するジルダが身代わりとなる悲劇的な結末が描かれた。
 青山貴さんがリゴレットを演じ、道化師や、娘をさらわれて怒り悲しむ父親を迫力の歌声で表現した。ジルダを演じた森麻季さんは、澄んだ歌声で父親への愛情、公爵へのいちずな恋心を歌い上げた。復讐に手を貸す殺し屋スパラフチーレを高岡市出身の森雅史さんが演じた。
 三浦安浩さんが演出を手掛けた。演奏を担当したオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)は鈴木織衛さんの指揮で「悪魔め、鬼め」「女心の歌」などを演奏した。金沢オペラ合唱団も出演した。

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