富山市大山地域の立山山麓スキー場を運営する大山観光開発は12月15日のオープンから同31日まで、小中学生の一日券を無料とする。利用促進に向けた初の取り組み。26日は同市原(大山)の同スキー場極楽坂エリアでリフトを取り付けた。
昨年12月16日~今年3月21日は、大雪による交通障害と隣接するらいちょうバレーエリアのゴンドラリフトの運休によりスノーボード客が減少。ここ数年で最も多かった来場客数よりも約6万人少ない11万5760人が訪れた。
今季は家族連れらを呼び込もうと、年内は小中学生の1日券を無料とする。年明けから今季の営業終了までは、チケット売り場でもらえる無料券を提示すると、1日券を5回まで300円引きとする。
キッズパークも年内は幼児を無料にする。ゴンドラリフトは昨季に続き運休。今季は12万人の来場を見込む。
極楽坂エリア第8ペアリフトの取り付けには7人が手分けして行った。1機約90キロの2人乗りリフトを、3人で持ち上げ上部のワイヤに金具で固定した。北野良昭専務取締役は「多くの人に繰り返し来てほしい。雪が降ることを期待している」と述べた。