スポーツウエア製造販売のフェニックス(東京)は12月1日、北安曇郡白馬村に自社ブランド製品を扱う直営店「フェニックスストアハクバ」を開店する。スノーリゾートとして国際的に人気の高まる白馬への出店で、スキー愛好家の需要を取り込む。
白馬八方尾根スキー場近くに新築した新店舗は鉄骨2階建てで、売り場面積は530平方メートル。フェニックスブランドのスキーウエアや機能性を高めた衣料品、同社が日本国内での製造・販売権を持つイタリアのスポーツブランド「Kappa(カッパ)」の製品も販売する。
同社は2008年に中国系企業の傘下に入っており、「フェニックスストア」などの独立した店舗は北海道、大坂、東京などに6店舗を展開。7店目となる白馬村の店は最大規模で、1階にスキー、スノーボード用品のレンタルショップも併設する。同社マーケティング課は「世界有数のスノーリゾートを満喫してもらうための『旗艦店』」とする。
白馬村では13年以降、パタゴニア、モンベル、ザ・ノース・フェイスといった国内外のアウトドアブランドが相次いで出店。スノーリゾートとして存在感が高まっていることを反映し、商機を探る大手の動きが目立っている。