しなの鉄道(上田市)は12月1日、信越線の軽井沢―上田間の開業130周年と、台湾の台湾鉄路管理局(台鉄)との友好協定締結などを記念したイベントを行う。台湾で親しまれた列車の塗装を再現した車両を使った臨時列車を同区間で運行。田中駅(東御市)で記念式典や「田中」姓の人を対象にした記念品のプレゼントがある。
臨時列車は、台鉄の高速列車「自強号」(日本の特急に相当)として使われ、2009年に定期営業運転を終えた車両の塗装を再現したしなの鉄道の「台鉄自強号色」。黄やオレンジの派手な塗装が目を引くデザインで、友好協定の記念で15日に運行を始めた。
当日は午前10時56分に軽井沢駅を出発し、同11時34分に田中駅着。午後2時半に田中駅を出て、上田駅で折り返し、同3時37分、軽井沢駅着の予定。
同名の田中駅がある台鉄と、3月に姉妹駅協定を締結した田中駅での記念式典には、台鉄関係者も参加する。田中小学校の児童による歌や演奏などがある。この日、同駅に来た「田中さん」には来駅記念プレートや「軽井沢・長野フリーきっぷ」を贈る(午前11時〜午後3時)。田中、軽井沢両駅では130周年記念入場券などを発売する。