鹿肉のたたきとハンバーグをPRする壬生さん(左)と益山さん

鹿肉のたたきとハンバーグをPRする壬生さん(左)と益山さん

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鹿肉、たたきとハンバーグで 飯伊の若手ハンターPR

信濃毎日新聞(2018年11月28日)

 飯伊連合猟友会(飯田市)の45歳以下の会員でつくるグループ「南信州hunter's(ハンターズ)」が27日、県飯田合同庁舎で記者会見し、狩猟解禁に合わせジビエ(野生鳥獣肉)の流通を増やそうと、鹿肉の料理法として、たたきとハンバーグをPRした。

 県南信州地域振興局林務課によると、昨年度、飯伊地域で捕殺された鹿は4710頭に上るが、食肉として処理されるのはわずかとみられるという。同グループは料理の試作や捕殺後の処理方法の指導を通じ、ジビエ普及に力を入れている。

 この日は、グループでジビエ普及担当として活動する壬生紘彰さん(37)=豊丘村=が「脂身が少ない鹿肉は、低温加熱することで軟らかい状態で味わえる」と説明。ニンニクで漬けたロース肉を焼くたたきでは、家庭用の魚焼きグリルを使うといったこつも助言した。グループ結成を呼び掛けた会員の益山勝人さん(41)=飯田市=は「会員にも捕殺後の下処理方法を伝え、食肉流通を後押ししたい」と話した。

 飯田下伊那産鹿肉のミンチ肉の販売価格は1キロ1000〜2500円ほど、ロース肉は同2500〜6000円ほど。肉のスズキヤ(電話0260・34・2222)、阿智村ジビエ管理組合事務局(電話0265・43・2220)、泰阜村ジビエ加工組合もみじや(電話0260・25・2311)で取り扱っている。

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