酒席で使われた盃洗などが並ぶ菊水酒造の日本酒文化研究所の展示スペース=新発田市

酒席で使われた盃洗などが並ぶ菊水酒造の日本酒文化研究所の展示スペース=新発田市

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日本酒文化を再発見 菊水 研究所一般公開始める 新発田

新潟日報(2018年11月30日)

 菊水酒造(新発田市)は、日本酒の研究開発や人材育成などのために自社で活用している施設「菊水日本酒文化研究所」の一般公開を始めた。おちょこやとっくりなど日本酒にまつわるさまざまな資料を展示しており、12月1日に記念イベントを開く。同社は「暮らしと日本酒文化の関わりを知ってほしい」と来所を呼び掛けている。

 同社は2004年、同市島潟の本社敷地内に高価格帯の日本酒や試作品を醸造する施設「節五郎蔵」と併せて研究所を設立した。江戸時代以前の器のほか、酒席で盃(さかずき)を洗うための水を入れる盃洗(はいせん)と呼ばれる器や家具、文献など約3万点を所蔵する。

 研究所は敷地内の林の中にあり、地上1階、地下1階、総床面積約1500平方メートル。地下1階の約300平方メートルが展示スペースになっている。木のぬくもりを生かした落ち着いた空間に、さまざまな形のおちょこや鮮やかな絵柄があしらわれたとっくり、酒席の様子が描かれた浮世絵などがぎっしりと並んでいる。仕込み時期には節五郎蔵で酒を製造している様子を見学できる。

 同社は従来、取引先などにしか研究所を公開していなかったが、市民に日本酒のさまざまな楽しみ方を知ってもらい、地域貢献につなげようと一般公開を始めることにした。研究員の高野良子さんは「昔のお酒の楽しみ方や飲み方を知り、日本酒文化に触れてほしい」と呼び掛けている。

 見学は平日午前10時からと午後2時から。希望日の1週間前までに申し込む。

 12月1日午前10時から、研究所で「菊水新米新酒まつり」が開かれる。研究所の見学ツアーを行い、今年収穫された県産米で仕込んだたる酒を振る舞うほか、酒かすを使った食品を試食販売する。10年以上熟成した限定酒も販売する。

 ツアーは要予約。問い合わせ、申し込みは同社お客様相談室、(0120)230101。

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