2年ぶりに復活する日本酒「御湖鶴」

2年ぶりに復活する日本酒「御湖鶴」

長野県 蓼科・八ヶ岳・諏訪

信州諏訪「御湖鶴」新酒、10日発売 2年ぶりブランド復活

信濃毎日新聞(2018年12月1日)

 昨年4月に経営破綻した下諏訪町の酒造会社「菱友(ひしとも)醸造」を引き継いだ運送会社「磐栄(ばんえい)運送」(福島県いわき市)は30日、2年ぶりに復活させる日本酒ブランド「御湖鶴(みこつる)」の新酒を発表した。村田裕之社長(58)は「地域に支えられ、今日を迎えることができた」と語った。第1弾は10日発売で、他は来春までに順次売り出す。

 10日に発売するのは、県産米を使い、ろ過も火入れ処理もしない純米酒。720ミリリットル入り(税別1200円)と1800ミリリットル入り(同2400円)がある。杜氏(とうじ)の竹内重彦酒造部長(46)は「御湖鶴の主力の酒と位置づけており、コメの味わいと程よい酸味が特徴。鍋や刺し身に合う」とPRした。

 今後、諏訪市産のミヤマニシキなど県内外のコメ5種類を使った純米酒(1800ミリリットル入りで税別2千〜6千円)を順次発売する。今季は1800ミリリットル瓶換算で約1万本の製造を目指す。主に諏訪地方の酒店に卸し、将来は県外や海外にも販路を広げたいとしている。

今月のお得な国内ツアー びゅう

蓼科・八ヶ岳・諏訪 ニュース