遊覧船(右)に乗り込む宿泊客=大牧港

遊覧船(右)に乗り込む宿泊客=大牧港

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大牧温泉航路が再開 庄川遊覧船、豪雨被害から5カ月

北日本新聞(2018年12月4日)

 庄川遊覧船(砺波市庄川町小牧)は3日、豪雨被害のため運休していた大牧港(南砺市利賀村大牧)に向かう航路を約5カ月ぶりに再開した。7月上旬の豪雨で同港周辺に積もった土砂の除去工事が11月末に終了したため。大牧温泉の宿泊客が乗り込み、川面から冬の庄川峡を満喫した。 

 大牧温泉そばの大牧港周辺では7月上旬、豪雨の影響で大量の土砂が堆積し、船が着岸できなくなった。代替措置として、同港の約400メートル下流にある関西電力の大牧発電所船着き場を利用し、マイクロバスも使って小牧港と大牧港を往復するコースを設けた。土砂の除去工事は、国の災害復旧事業の補助を受け、県が11月上旬から行っていた。

 3日は、小牧港を出発した第1便が午前9時半ごろ、大牧港に到着。温泉の宿泊客約20人が次々と乗船し、仲居が手を振って見送った。船は温泉の前をゆっくりと旋回し、小牧港へ向かった。宿泊客は川面から見える景色に見入ったり、写真を撮ったりし、思い思いの時間を過ごした。

 姉妹3人で訪れた愛知県常滑市の主婦、山下広子さん(78)は「船で来るのが大牧温泉の魅力の一つ。再開の第1便に乗れてうれしい」と笑顔を見せた。大牧温泉観光旅館の近藤義幸部長は「現在の代替コースは雪が降ると通れない可能性があったので、ほっとしている。多くの人に冬の庄川峡を楽しんでほしい」と話した。

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