食をテーマにした妙高版DMOのワークショップ=妙高市役所

食をテーマにした妙高版DMOのワークショップ=妙高市役所

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妙高の食に磨きを DMOが会合 特産品開発へ意見交換

新潟日報(2018年12月5日)

 官民一体で観光地づくりを進める「DMO」の会合が、妙高市で開かれた。「食」をテーマにしたワークショップで、特産品をどう作り、売っていくか検討を始めた。

 妙高地域の観光振興を図る「妙高ツーリズムマネジメント」(妙高版DMO)は、妙高市役所で妙高の食の商品化や販売促進について考えるワークショップを開始した。宿泊施設や飲食店、農業者らが連携を深めて妙高の食の可能性を引き出し、特産品を開発するなどの事業化を目指す。

 妙高版DMOは4月に設立され「食」「温泉」「山」のテーマごとに部会を設けている。ワークショップは、食がテーマの「ごっつお部会」が11月29日に開いた。

 約20人の参加者からは「タケノコ汁など郷土料理はあるが、名物がない」「食材が豊富すぎて、特産を絞り切れていない」などの声が上がったほか、良質なコメや酒などは県内他地域や県外でもあることから、「妙高ならではの特徴を打ち出すことが大事」との意見もあった。目玉料理や食材をアピールするには味の追求とともに、各店が連携して一斉に売り出すことも重要だとの認識も共有した。

 来年5月まで定期的に開き、事業化を目指す。妙高版DMOの古川征夫会長は「観光客は現地の食に最も高い関心を持つ。新しい発想を大切にしていきたい」と話していた。

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