古民家を改修した店内で話す橋本さん(中央)

古民家を改修した店内で話す橋本さん(中央)

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信州ひすいそば味わえる店 松本の古民家改修、開業へ

信濃毎日新聞(2018年12月7日)

 松本市三才山一の瀬集落の住民らでつくるNPO法人「Mi―Sha(ミーシャ)」が16日、緑色が特徴の地元産の信州ひすいそばを提供する店「みすづ」を開く。同法人代表を務める橋本みすずさん(56)の自宅の古民家を改修。6日は市内の障害者就労支援事業所「ヒーローサポート」の6人も手伝って店内の清掃をした。

 店名は橋本さんの名前と近くにある美鈴湖を掛けた。地元の定年退職者らでつくる「一の瀬元気会」が荒廃地で育てるソバをミーシャが買い取り、手打ちして提供する。当面は元気会のメンバーもそば打ちを手伝う。橋本さんは「一の瀬でひすいそばを作っていると知ってほしい。ブランド化したい」と意気込む。

 古民家を7月から改修し、テーブル席、畳席、個室の計約30席を用意した。山が見えるよう窓はガラス張りに。店が続くように―との願いを込め、天井の一部には不死鳥を市内のイラストレーターに描いてもらった。天井のはりだった木材をカウンターに使うなど元の素材を生かした。

 10年ほど前からカフェを開きたいと考えてきた橋本さん。「店で癒やされ、パワーを蓄積して社会に戻って行く場所にしたい。近所の人にも散歩がてら寄ってほしい」と期待する。運営やそば栽培などを手伝う仲間も募集中だ。

 営業は月、火曜を除く午前11時半〜午後5時。そばは1日限定30食とする予定。問い合わせ橋本さん(電話090・2643・1979)へ。

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