特産の越前水仙をPRしようと福井県越前町は12月10日、切り花を県内外の旅行社や報道機関など関係機関へ発送した。「越前水仙特有の清楚な香りを楽しんでいただければ」と書かれた内藤俊三町長の送り状を添え、誘客への協力を呼び掛けている。
同町血ケ平の越前岬水仙ランドで行われた発送式には、町やJA越前丹生、生産農家の代表ら約20人が参加。内藤町長があいさつした後、水仙娘と一緒に切り花20~30本ずつを丁寧に箱詰めし、運搬車両に載せていった。国内の大手旅行社のほか県内や中京、関西方面の報道機関、友好都市など計142カ所に届けられる。
町商工観光課によると、越前海岸各地で水仙は順次開花しており、一大産地の越前岬周辺では現在5分咲き。年末年始から見頃になりそうだという。同町や福井市、南越前町では15日から第44回水仙まつり(越前海岸観光協会連合会、福井新聞社主催)が開かれる。