新春の華やぎを漂わせる辻占=白山市内の和菓子店

新春の華やぎを漂わせる辻占=白山市内の和菓子店

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平成最後の運試し 鶴来で辻占づくり

北國新聞(2018年12月12日)

 正月の縁起菓子「辻占(つじうら)」づくりが石川県内で始まった。白山市鶴来本町3丁目の「御菓子司(つかさ)むらもと」では、店主の村本賢治さん(55)、妻千穂さん(47)が平成最後の新年を占う花びら形の菓子をこしらえ、作業場に一足早い新春の華やぎを広げた。
 辻占は砂糖やもち米を練った生地におみくじ紙を包んだ和菓子。茶菓子にもなる華やかな生地と形は加賀藩ならではで、県外からの引き合いも増えている。
 紙には「福が来る」「今年は当たり年」などと書かれ、新年の運試しや、赤、黄、緑の3色を食べて書かれた文言をつなげる「言葉の福笑い」を楽しめる。
 108種あるおみくじは縁起の良い言葉ばかりでなく、戒めや注意を促すものも。村本さんは「藩政時代から続く菓子で、平成最後の運試しをして遊んでみてほしい」と話した。年内に約5万個を仕上げる。

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