日本一長いミミズとして知られる「ハッタミミズ」の学習会は12日、森本小で開かれ、5年生104人が県の絶滅危惧Ⅰ類に指定されているミミズに触れ、豊かな自然環境保全へ理解を深めた。
ハッタミミズは1930(昭和5)年に八田町で発見された種で、滋賀県の琵琶湖と福井県の三方五湖と合わせて3カ所にしか生息していない。体長は大きいもので約90センチにもなる。環境省の準絶滅危惧種にも指定されている。
河北潟湖沼研究所(津幡町)の高橋久理事長が講師を務め、ハッタミミズの生態や生態系で果たす役割、生息できる環境が限られていることなどを説明した。
ハッタミミズを持ち上げた児童は「すごく伸び縮みする」「プニプニや」と歓声を上げ、「なんで長いの」などと質問した。森上倖(こう)君は「田んぼで探してみる。学校で育てたりしてみんなで守っていきたい」と話した。