飲食店の創業を後押しするため整備された現代版屋台村=片町2丁目

飲食店の創業を後押しするため整備された現代版屋台村=片町2丁目

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屋台村で創業第一歩 金沢JCが企画 片町で「1期生」8店舗

北國新聞(2018年12月14日)

 金沢青年会議所(JC)が企画した現代版屋台村「とおりゃんせKANAZAWAFOODLABO」が13日、片町2丁目でオープンした。飲食店の創業を支援するインキュベーション施設で、入居は2年間となる。「1期生」となった和洋中の8店舗の店主は、豊かな食文化を持つ金沢から独立開業に向けて歩み始めた。
 屋台村は1階と2階に6店舗ずつ、計12店舗が入居でき、毎月のテナント料は1階4万円、2階2万円。各店舗にはエアコンや調理場設備、カウンターや9席の椅子も備え付け、出店に伴う初期投資を抑えられるようにした。入居希望者を募り、運営会社「文化都市金沢構想」が審査して8店舗を決めた。
 11月までホテル日航金沢のレストランで腕を振るった浦山隼人さん(35)は中国料理店「西華房」を出店し「自分の店のファンをつくり、2年後にはまちなかで開業したい」と意気込んだ。東京・代官山で飲食店を経営する坂田和文さん(39)=津幡町出身=はエビ料理専門店「九代目海老翔」を構え「地元へ恩返ししたい」と快活に笑った。
 このほかにも薫製とラム酒がメインの店、和の食材をふんだんに使ったフレンチ店などが並んだ。各店には早速客が集まり、繁華街の一角は華やぎを増した。空きテナントの4店舗についても今年度中に埋まる予定である。
 オープニングセレモニーで、文化都市金沢構想の中川憲太郎社長は「街ににぎわいを生み出し、金沢の食の魅力を高めたい」とあいさつした。細田大造副市長が祝辞を贈り、地元である片町伝馬商店街の桂木健至理事長の発声で乾杯し、新たなにぎわい創出拠点に期待を寄せた。

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