山口社長(右)から賞状を受け取る久原さん=ホテルニューオータニ高岡

山口社長(右)から賞状を受け取る久原さん=ホテルニューオータニ高岡

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入賞者10人表彰 おりん・音風景エッセイ大賞

北日本新聞(2018年12月16日)

 高岡市の神仏具制作卸、山口久乗(同市内免、山口敏雄社長)が募集した「第1回おりん・音風景エッセイ大賞」の授賞式は15日、同市のホテルニューオータニ高岡であり、入賞者に賞状や副賞を贈った。大賞作品の朗読に合わせておりんの演奏もあり、会場に澄んだ音色が響き渡った。

 エッセーのテーマは「おりんがある日常」。おりんの魅力を身近に感じてもらう企画で、全国から483点の応募があった。作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんと柘植(つげ)元一(げんいち)東京芸術大名誉教授、忠田北日本新聞社長が入賞者10人を選んだ。

 山口社長が「気持ちを落ち着かせ、優しい気持ちになれるおりんを日常でも使ってもらいたい」とあいさつ。高橋正樹市長らが祝辞を述べた。

 大賞に選ばれた山口県防府市の高校教諭、久原(くはら)弘さんは「私の相棒~おりん~」と題し、おりんの音色が荒れた高校生を落ち着かせるのに役立った体験を紹介。「心が穏やかになるおりんを"相棒"として今後も使っていきたい」と喜びを語った。

 瀬戸内さんの秘書、瀬尾まなほさんと柘植名誉教授、勢藤北日本新聞社取締役高岡支社長が総評を述べた。北日本新聞社共催。

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