旭町青年団は16日、同町2丁目の倉庫で新年用のしめ縄作りに励んだ。担い手不足で途絶え、昨年、約30年ぶりに復活した同青年団のしめ縄作りは、今年は4人多い19人が参加。技術も上達しており、団員は来年以降の継続に自信をみせた。
参加者は白山市内の農家から提供を受けたわらを1本1本付け足して太くし、形を整え、長さ2・5メートル、太さ15~20センチのしめ縄3本に仕上げた。元団長の押田武志さん(67)と青地義寿さん(67)が指導した。
押田さんは「昨年よりうまくなっている。こういった活動をなくしてはいけない」と話した。
完成したしめ縄は、地元の牛坂八幡神社に奉納し、本殿や社務所などに飾る。田中清志団長(48)は「これからも青年団が結束し、伝統を引き継いでいきたい」と意気込みを語った。