涙を誘う演目を演じきり、大きな拍手を浴びた「下條歌舞伎保存会」

涙を誘う演目を演じきり、大きな拍手を浴びた「下條歌舞伎保存会」

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歌舞伎交流、涙と笑いと 下條に三遠南信地域6団体

信濃毎日新聞(2018年12月17日)

 飯田下伊那地域と愛知県東部、静岡県北西部の三遠南信地域で歌舞伎を伝承する団体が集結する「三遠南信ふるさと歌舞伎交流下條大会」が16日、下條村で開かれた。地域文化の発信と交流を目的に開催し25回目で、県内では3年ぶり。県内外から訪れた観客らが6団体の涙あり笑いありの舞台を楽しみ、交流を深めた。

 浜松市西区の「雄踏(ゆうとう)歌舞伎保存会万人(まんにん)講」は、大名が愛人に会いに行くために用意した替え玉を妻に見破られてしまう演目「身替(みがわり)座禅」を披露。ユーモラスな話に加え、ひょうきんな演技が観客の笑いを誘っていた。

 下條村の「下條歌舞伎保存会」は涙を誘う「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)三段目袖萩祭文(そではぎさいもん)の段」を熱演。勘当された盲目の女性・袖萩が不孝を親にわびる場面では、雪が降る中、体を寄せ合う袖萩と娘・お君の演技に大きな拍手が飛んだ。

 浜松市から訪れた深沢強志さん(71)、久美子さん(68)夫妻は三遠南信地域の歌舞伎をよく見るといい「素人だからこそのアットホームな雰囲気。交流会をもっと広く発信していけばさらに盛り上がると思う」と期待していた。

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