河野小学校児童が制作した北前船のイルミネーション=12月17日、福井県南越前町の同校

河野小学校児童が制作した北前船のイルミネーション=12月17日、福井県南越前町の同校

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北前船イルミネーション海沿いに 福井県南越前町

福井新聞(2018年12月18日)

 福井県南越前町の河野小学校児童が北前船をモチーフにしたイルミネーションを制作し12月17日、同校で点灯式が開かれた。クリスマス前に河野シーサイドパークに飾り、年末年始の海沿いを彩る。

 帆を張った北前船が大海を進むデザインで、11月下旬から全校児童55人が授業で取り組んだ。

 6年生11人が1枚ずつ下絵を描き、図工の担当教員がそれらを組み合わせて図面を作製。3メートル四方の網に発光ダイオード(LED)の電飾を取り付ける作業は全学年で行った。空や海は青色を基調に、ピンク色で「こうの」の文字を添えた。

 点灯式は明かりを消した体育館で開かれ、カウントダウンに合わせて北前船が浮かび上がった。帆と波の電飾は点滅する仕掛けで、児童は「きれい」と目を輝かせた。

 児童会長の女子児童(6年)は「自分たちが作ったイルミネーションが飾られると聞いてびっくりしたけど、うれしい。私が担当した帆のところもきれいに光っていた」と喜んでいた。

 河野地区で土木工事を行っている「高野組」(福井県越前市新町)が、地域貢献活動の一環で制作を依頼した。国道305号沿いの同パークに設置し、第44回水仙まつりの荒波フェスタ(1月12、13日)終了後に撤去する。

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