次々と箱詰めされるたらこ=12月17日、福井県福井市高木中央3丁目の丸市食品

次々と箱詰めされるたらこ=12月17日、福井県福井市高木中央3丁目の丸市食品

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お歳暮向けたらこ出荷ピーク 塩辛さ絶妙、年末年始の彩り

福井新聞(2018年12月20日)

 お歳暮用のたらこと辛子めんたいこの出荷が、水産品加工販売の丸市食品(福井県福井市高木中央3丁目)でピークを迎えている。ご飯のお供に、日本酒の肴(さかな)に。ぽってりと赤い卵巣に含まれた絶妙な塩辛さが、年末年始の食卓に彩りを添える。
 
 北陸3県で唯一の製造元という同社は、年間約900トンのたらこと辛子めんたいこを製造。県内外の百貨店などへのお歳暮向けの出荷が100トン近くを占め、11月末ごろから従業員がパック詰めなどの作業に追われている。
 
 原料はスケトウダラの卵巣。塩や調味料で漬け込んで1日熟成させれば、たらこが完成。たらこをさらに、香辛料やアルコールで味付けして4日間熟成させると、辛子めんたいこになる。
 
 同社の担当者は「贈答品の慣習は薄れてきているけれど、パスタの具材やコンビニ食品など形を変えながらおいしさを提供していきたい」と話していた。

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