解体修理前の薬師寺東塔=奈良市

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復元の国宝 間近で見て 薬師寺東塔「相輪」、1月26、27日高岡で公開

北日本新聞(2018年12月21日)

 約110年ぶりの解体修理が進む奈良市の薬師寺東塔(国宝)で、最上部に取り付けられる金属製飾り「相輪(そうりん)」の復元部分が来年1月26、27日に高岡市の高岡地域地場産業センターでお披露目される。伝統工芸高岡銅器振興協同組合(梶原壽治理事長)が受注し、技術の粋を集めて復元作業を進めてきた。新調品とともに国宝の一部も公開する。

 東塔は約1300年前の創建当時から残る唯一の建物で、高さ約34メートル。2009年から奈良県によって解体修理が進められている。

 同組合は昨年12月に落札した第1期作業で相輪を構成する宝珠や九輪、竜車(りゅうしゃ)などを新調、修理。今年5月下旬に落札した第2期で東塔の象徴とされる水煙など主要部分を新調した。

 今回は新調品の水煙、さつ管、宝珠、竜車と、今後保管される予定の国宝のさつ管、宝珠、竜車を展示する。水煙の原型も飾る。両日とも午前11時と午後2時から梶原理事長が解説をする。梶原理事長は「組み立てて塔の上に取り付けられると間近では見られない。高岡銅器の技術の集大成をぜひ見に来てほしい」と話している。

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