富山市ファミリーパークは21日、ニホンザル31匹の展示を22日に再開するに当たり、新しい展示場所のサル山を報道関係者に公開した。
同パークは、開園から2010年までサル山で、2011年からは呉羽丘陵の斜面を活用した「里山生態園」で展示していた。ことし10、11月に電気柵で囲っていた里山生態園からサルが相次いで脱走したことを受け、サル山に移して展示することにした。11月に脱走したサルは、群れになじんでいることから一緒に収容した。
サル山は高さ5メートル以上のコンクリート壁で周囲を囲っており、サルが飛び越えたり登ったりして逃げることはできないという。
サル山のサルたちは木の枝を揺らしたり、毛繕いしたりとリラックスした様子。雪が降り始めると、体を寄せ合い暖を取る姿が見られるという。
来園者がサルを見ることができるのは11月6日以来となる。村井仁志動物課長は「長い間見られない状態が続き、申し訳ない」とし、「サルの面白さをぜひ間近で見てほしい」と呼び掛けた。