新たに設けたバーカウンターに座る猪狩さん。テーブルやいすは地元産の木材を使った

新たに設けたバーカウンターに座る猪狩さん。テーブルやいすは地元産の木材を使った

長野県 長野市周辺 アウトドア・レジャー

峰の原高原スキー場、新たな一歩 新会社で22日オープン

信濃毎日新聞(2018年12月22日)

 標高約1500メートルにある須坂市峰の原高原スキー場が22日、オープンする。今季から新たに運営する会社は、スキー場内の3カ所にジャンプ台やレールなどを並べる多彩なコース「パーク」を設ける計画だが、雪不足で当面は一部の通常コースのみ。降雪に応じて順次、滑れるコースを増やす。

 昨季までの運営会社が撤退方針を示し、都内のアクアプラネットグループが引き継ぐ考えを表明。社名を「インフィニティドリーマーズ」として所在地を須坂市に変更し、運営に当たる。猪狩(いがり)文孝社長(51)=東京=は「何とかオープンには間に合った。子どもから大人まで、初心者から上級者まで、さまざまな人が楽しめるスキー場にしたい」と話す。

 米国人の専門デザイナーが設計するパークが全て完成するのは、1月中旬ごろの見込み。イタリア製の最新鋭の降雪機も導入し、雪質の良いコース作りに努める。レストランだった一角には地元産材を使ったテーブルやいすを並べ、バーカウンターを新設。須坂市などが普及に努めるフルーツ発泡酒などを提供する。スキーやスノーボードの用具などの販売店も新たに営業する。

 12月末からはスノーボード教室も開く。技量別に28段階に分け、初心者から上級者まで幅広く教える。2〜5人ごとにコーチが1人付く。コーチを務めるプロスノーボーダーの原祐司さん(42)=小布施町=は「一人一人に親身に教え、上達する楽しさを伝えたい」と話した。

 今季の営業は来年4月7日までの予定。問い合わせは峰の原高原スキー場(電話0268・74・2561)へ。

今月のお得な国内ツアー びゅう

長野市周辺 ニュース