飯田線中井侍駅周辺で栽培された緑茶を飲み比べる来場者ら=22日、飯田市

飯田線中井侍駅周辺で栽培された緑茶を飲み比べる来場者ら=22日、飯田市

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飯田線秘境駅の魅力考える 活性化期成同盟会が講演会

信濃毎日新聞(2018年12月23日)

 JR飯田線活性化期成同盟会は22日、同線の秘境駅の魅力や発信を考える講演・発表会を飯田市の鼎(かなえ)文化センターで開いた。大坂勝典・飯田駅長(58)が大正期から平成初頭にかけての駅舎などを写真で紹介しながら、自然や歴史を体感できる同線の魅力を語り、来場者約100人が聞いた。

 大坂さんは、千代駅(飯田市)や田本駅(下伊那郡泰阜村)などを挙げ、「日常から離れ、天竜川沿いの四季の風景や自然の音をゆっくり楽しむことができる」と紹介した。2010年から年2、3回運行する観光列車「秘境駅号」は、延べ約5万人が利用したという。リニア中央新幹線開業を見据え、「飯田線を魅力に多くの人が訪れるよう、地域一体で取り組みたい」と強調した。

 この日は、飯田市のフリーアナウンサー西村容子さん(51)も映像や写真で飯田線の風景や地域の取り組みを発表。秘境駅として知られる中井侍駅(同郡天龍村)の周辺で栽培した緑茶の試飲もあった。

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