高さ約6メートルの巨大な破魔矢が12月23日、福井県福井市照手4丁目の湊八幡神社に設置された。1月5日まで飾られ、初詣客らを出迎える。
大破魔矢は東日本大震災後の2013年正月から、被災地の一日も早い復興と地域の安全を願い、氏子総代有志が新年に取り付けている。
すくすくとまっすぐに育つ青竹を矢に用い、毎年新調。この日は11人が作業を分担し、竹にのこぎりで切れ込みを入れたり、羽根の部分に白いアクリル板を取り付けたりして完成、拝殿の左右に飾った。
嶋﨑豊宮司(73)は「災害が起きないように願いを込めた。参拝客の健康と成長を見守ることでしょう」と話していた。