白い造花(奥)をスマートフォンでフラッシュ撮影すると6色に変化して見える(手前)

白い造花(奥)をスマートフォンでフラッシュ撮影すると6色に変化して見える(手前)

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゛撮っても゛不思議な花 婦中の小松さん、造花に特殊塗料

北日本新聞(2018年12月24日)

 富山市婦中町上吉川の小松正義さん(73)は、白い造花をフラッシュ撮影すると赤、青、黄色などに変化して見える「マジカルアートフラワー」を開発した。光源の方向にだけ光が反射する「再帰反射」を起こす特殊なインクを塗り、最大で6色に見える不思議な仕掛けを実現。子どもからお年寄りまで手軽に体験、感動できる品として集客や演出などに活用を呼び掛ける。

 小松さんは化学専門商社に40年余り勤務し、退職後に再帰反射製品販売の「エム・ケイ・ジャスティス」を設立。商社在職中に取引のあった県外の再帰反射塗料メーカーを支援している。

 再帰反射塗料にはガラスビーズ、接着用樹脂などが含まれ、再帰反射すると発色するよう調合されている。夜間の視認性が高いため標識や柵などに塗られ、事故防止に役立てられている。小松さんは暮らしの安全を守る技術を身近に感じてもらおうと応用品の開発に乗り出した。

 急速に普及しているスマートフォンに着目。白いランの造花に再帰反射塗料を施し、フラッシュの有無で写真が変化する仕掛けを考えた。塗り方を変えながら試作を繰り返し、構想から3年かけて開発した。発光ダイオード(LED)でも色が変化して見えることから、LED付き眼鏡も作った。小松さんは「思わず笑顔になり、癒やし効果がある」とし、商品名を「う・ふ・ふ」とした。

 今後は学校、病院、福祉施設など各所で披露し、幅広い世代に体験してもらう予定。イベント会場や店舗での展示を想定している。さらに応用し、結婚式の演出に使う計画もあるという。小松さんは「今回の商品開発を交通安全分野に生かせるはず。高齢者が喜んで身に着けられるような反射商品を開発したい」と意気込む。商品の問い合わせは小松さん、電話090(5178)1030。

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