金沢市安江町の真宗大谷派金沢別院(東別院)で26日、「歳末勤行」の一環である仏具磨きが行われ、世話方たちは新しい年に向けて真ちゅう製の燭台(しょくだい)や香炉をピカピカに磨き上げた。
本堂では現在、屋根瓦のふき替え工事中で、作業は別院会館内の仮本堂で進められた。金沢市内外から集まった8人の世話方は、鶴亀があしらわれた燭台や台座に菊の花をかたどった「菊灯(きくとう)」などの汚れを布と新聞紙で丹念に拭き取り、新年を迎える準備を整えた。
本堂の工事は昨年7月に始まり、来年6月の完成を予定している。