福井県の福井市中央卸売市場内の「ふくい鮮いちば」の大売り出し「歳末大市」が12月28日始まった。年の瀬や正月の食卓を彩る食材などを買い求める家族連れらでにぎわっている。30日まで。
新鮮なカニやイクラ、タコ、カズノコのほか、かまぼこ、昆布巻き、黒豆、栗きんとんが店頭にずらりと並び、店員が「安いよ」などと威勢のよい掛け声を響かせた。しめ縄や花盛、餅、箱詰めされたミカンも販売され、来場客は店舗を巡りながら目当ての品を購入していた。
おせち料理用の食材を買いに来た福井市の女性(75)は「正月は孫がいっぱい遊びに来る。みんなで食べるのが楽しみ」と笑顔で話していた。
鮮いちばを構成する鮮魚や青果、花店などの24店舗でつくる実行委員会による年末の恒例行事。営業時間は午前8時半~午後2時半。