絵馬や鈴などが取り付けられた縁起物のかぶら矢=12月28日、福井県坂井市の成田山福井別院

絵馬や鈴などが取り付けられた縁起物のかぶら矢=12月28日、福井県坂井市の成田山福井別院

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成田山福井別院、正月縁起物の準備着々

福井新聞(2018年12月29日)

 福井県坂井市の成田山福井別院で、正月用の縁起物の準備がピークを迎えている。12月28日はアルバイトの高校生らが、穏やかな新年となるよう願いを込めながら、作業に励んでいた。

 同別院では護摩札やお守りのほか、破魔矢や熊手、だるまなど数十種類計11万個の縁起物を用意する。10月から一部準備を始め、今月24日から本格的に仕上げ作業に入っている。

 28日は、アルバイトの高校生や僧侶ら10人が作業に当たった。長さ約90センチのかぶら矢に、来年の干支にちなみイノシシが描かれた絵馬や鈴などを丁寧に付け、1本ずつ袋に入れるなどした。

 30日には完成した縁起物を同別院のホールに並べ、参拝者を迎える準備を整える。準備責任者の中谷良子さん(41)は「子どもに手に取ってもらえるよう、干支のかわいい絵柄のお守りも用意した。家族そろって参拝に来ていただければ」と話していた。

 同別院は正月三が日の初詣客を、昨年並みの約20万人と見込んでいる。

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