プロゴルファー猿(左)、忍者ハットリくん(中央)、笑ゥせぇるすまん(右)

プロゴルファー猿(左)、忍者ハットリくん(中央)、笑ゥせぇるすまん(右)

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「北の橋」に藤子(A)キャラ まんがロードに新名所

北日本新聞(2018年12月30日)

 氷見市出身の漫画家、藤子不二雄(A)さんのキャラクター像が並ぶ同市の「まんがロード」に来年、新名所が誕生する。市は、架け替え工事が進む中心街の「北の橋」に新たにモニュメント4体を設置し、同ロードのシンボル的なスポットに整備する。「忍者ハットリくん」ら、おなじみの藤子(A)キャラが観光客を出迎えてくれそうだ。

 北の橋は中心街北部の上庄川に架かる県道の橋。老朽化に伴い、2016年度から県による撤去と架け替え工事が続いている。完成は当初18年度末を予定していたが、川底でコンクリート塊が見つかったことなどから工期が遅れており、来年12月ごろとなる見込みだ。橋の長さは37メートル、有効幅員は16メートルとなる。

 新たなモニュメントは、橋の四隅の親柱上(50センチ四方)に市が設置する。市はハットリくんのほか「怪物くん」「笑ゥせぇるすまん」「プロゴルファー猿」といった藤子(A)さんの4大キャラクター像を置きたい意向で、藤子スタジオ(東京)などと協議を進めている。

 北の橋は、まんがロードの北の玄関口の一つに当たる。現在の同ロードは、中心街の湊川に架かる「忍者ハットリくんカラクリ時計」を起点に、市漁業文化交流センターまで続く約900メートル。通り沿いには藤子(A)さんの複製原画を展示している潮風ギャラリーや、休憩所「プロゴルファー猿ポケットパーク」がある。

 モニュメントは人気キャラのほか、オリジナルデザインの「氷見サカナ紳士録」など30体が並ぶ。藤子(A)さんの生家・光禅寺も近く、散策しながら作品世界に親しむ観光スポットとなっている。

 市が3月にまとめた市街地のグランドデザインでは、同寺に近い市役所跡地を「氷見まんが広場(仮称)」として整備。まんがロードは、鳥取県境港市の「水木しげるロード」を参考に、JR氷見駅まで約900メートル延伸する構想を打ち出している。

 今回のモニュメント設置は、こうした「まんがのまちづくり」の一環。林正之市長は「県や関係先と協議を進めており、まんがロードの起点として楽しみながら橋を渡ってもらいたい」と話す。

 工事に伴う橋の通行止めの影響を受けてきた中心商店街では、通行再開と新たな名所誕生に期待の声が聞かれる。中央町商店街振興組合の加納瑞穂理事長(71)は「ひみ番屋街から中心街へ新たな人の流れを生み出すきっかけになってほしい」と話した。

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