諏訪地区山岳遭難防止対策協会は30日、八ケ岳連峰の茅野市内の登山口2カ所に相談所を設け、入山者に安全登山を呼び掛けた。今冬の連峰は雪が少ないといい、相談員らは「アイゼンを岩に引っかけて転ばないよう注意して」などと助言した。
同協会は、年末年始の休暇を使い入山する人が増えるこの時季に相談所を設けている。美濃戸口では中原喜史(よしちか)さん(52)らが登山届を受け取り、「予備の食料は十分ですか」などと尋ねていた。
友人と赤岳(2899メートル)を目指す金沢市の山崎輝文さん(40)は「睡眠は十分に取った。景色を楽しんでくる」と話していた。
相談員と共に相談業務をした県警山岳遭難救助隊の竹内研人・茅野班長(31)は「雪上では必ず地図で位置を確認しながら進んでほしい」と話していた。