ブリを掲げ、地区名を読み上げる氏子の代表=下村加茂神社

ブリを掲げ、地区名を読み上げる氏子の代表=下村加茂神社

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無病息災祈りブリ奉納 下村加茂神社

北日本新聞(2019年1月3日)

 下村加茂神社(野上克裕宮司)の新年慶賀祭「鰤(ぶり)分け神事」が1日、射水市加茂中部の同神社で行われ、氏子ら約80人が家内安全や無病息災を祈った。

 神事は950年ほど前から同神社で続く伝統行事。出世魚であるブリは縁起が良いとされ、けがれを清める意味などを込め、塩ブリを使うのが習わしになっている。今年は加茂、倉垣小杉、柳瀬の各地区が、重さ13キロ前後のブリを計6本奉納した。

 野上宮司が祝詞を奏上。氏子を代表し、神社委員の島倉延夫さんがブリを持ち上げ、奉納した地区の名前を読み上げた。夏野元志市長らが玉串をささげ、同神社氏子総代の久野好一さんがあいさつした。

 神事の後、ブリは大まな板で切り分けられ、鏡餅と一緒に氏子の家に配られた。

 男児が数え年5歳の節目に行う「裃(かみしも)の祝い」には、はかまを身に着けた2人が参拝した。

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