新年を華やかに彩る「第17回北日本新聞新春色紙展」が4日、北日本新聞社エントランスホールとギャラリーで開幕した。政治、経済、文化、スポーツなど各分野で活躍する著名人の色紙80点を展示。躍進の願いを込めた書や、古里の自然を鮮やかな色彩で表現した絵画がそろい、大勢の来場者でにぎわった。9日まで。入場無料。
大相撲初場所でさらなる飛躍に期待がかかる朝乃山関(富山市出身)をはじめ、県内の首長や国会議員、企業トップ、文化人ら幅広い分野の人たちの作品が並ぶ。
文化関係では今春、県内で巡回展が開かれる日展で副理事長を務める洋画家、藤森兼明さん(砺波市出身)が干支(えと)のイノシシを題材にした「亥年の春」を出品。若手プロ棋士の大表拓都二段(富山市出身)は「不屈」、長徳徹志初段(射水市出身)は「志」の文字を力強くしたためた。
企業経営者の書をじっくり鑑賞していた中川正治さん(81)=富山市東田地方町=は「丁寧な筆運びから人柄が伝わってくるようだ」と話した。
チャリティー作品は希望者に頒布する。備え付けの用紙に希望価格など必要事項を記入し、入札箱に投函(とうかん)する。売上金は県善意銀行に預託する。
開場時間は午前9時~午後6時(最終日は午後4時まで)。北日本新聞社主催、とやまソフトセンターと富山シティエフエム後援。