1月下旬に開業する食堂の完成予想図

1月下旬に開業する食堂の完成予想図

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魚津の漁業を丸ごと体験 港町に食堂・宿泊施設

北日本新聞(2019年1月5日)

 魚津の漁業の魅力を発信しようと、魚津市の魚津漁協(油本憲太郎組合長)は、同市港町に食堂と宿泊施設を建設している。食堂は1月下旬、宿泊施設は4月上旬に開業する予定で、国内外から人を呼び込み、地域活性化を図る。同市三ケでは、魚津水族館に隣接した建物を活用した漁業・魚食の体験スペースも整備しており、5月の大型連休ごろまでの開業を目指す。

 魚津市が人口減少という課題に向き合う中、漁業も後継者不足や消費者の魚離れに悩まされている。魚津漁協は、こうした苦境を打破しようと新事業を企画。魚津丸プロジェクトと名付け、4日に市役所で発表した。漁業に関心のある人や外国人観光客らを呼び込み、豊かな自然の中で漁業を体験し、おいしい魚を味わってもらう。

 大漁旗になぞらえて制作した新事業のシンボルとなる旗もこの日、お披露目した。同市出身のアートディレクター・浜辺明弘さんが監修し、魚津の自然と漁業と食をイメージしている。

 新事業は、魚津の観光振興や地域活性化を目指して魚津商工会議所などが進めるスター・ウオヅ・プロジェクトの一環。同漁協によると、漁協が宿泊施設を建設・運営するのは県内では初という。

 食堂は2階建て延べ約167平方メートルで建設費は約3300万円。ランチを中心に魚市場の開設日に合わせて営業する。隣接する宿泊施設は2階建て延べ約155平方メートルで、建設費は約3800万円。最大4室まで区切ることができ、大部屋なら最大で16人が宿泊できる。

 浜住博之専務理事は「常に変革を考えていかないと漁協に将来はない」と決意を述べ、油本組合長は「これまでの経験を生かし、とれたての魚を提供するので喜んでもらえると思っている」と話した。

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