6日は二十四節気の一つで寒さが厳しくなり始める頃とされる「小寒」。県内の酒蔵会社で新酒の仕込みが最盛期を迎えている。清酒「勝駒」の蔵元、清都酒造場(高岡市京町)では5日、杜氏(とうじ)や蔵人(くらびと)が朝早くから作業に精を出していた。
築120年以上の酒蔵は酒の香りが高く、醸造タンクの中では、乳白色の「もろみ」がふつふつと泡を立てて発酵していた。蔵人たちは温度や発酵具合が均一になるように、かい棒で丹精込めてゆっくりとかき混ぜていた。芳醇(ほうじゅん)な新酒は今月中旬ごろから出荷を予定している。