福井県坂井市の市立4図書館は1月5日、図書館職員が選んだおすすめの蔵書3冊を、袋に入れて貸し出す本の「福袋」を始めた。来館者は袋に書かれたテーマを見てじっくり"品定め"。興味を引いたものを借りていた。
普段読まない本に興味を持ってもらおうと毎年行っている。図書館ごとに職員が▽0~2歳児向け▽幼児向け▽小学低学年向け▽小学高学年向け▽中高生向け▽大人向け-に3冊ずつ選んだ計50~86袋用意した。
最多の86袋を準備した同市春江図書館では開館直後から訪れた人が次々と手に取り、表に書かれたテーマを見ながら選んでいた。「平成の30年間を振り返る」「かわいいどうぶつのはなし」「アジアのお話」などテーマはさまざま。大人向けは約1時間ほどで準備した約20袋が"完売"した。
担当者は「毎年好評を得ている。福袋を通して新しい本と出合ってほしい」と話していた。
各館とも袋がなくなり次第終了する。