信州うえだ農協(本所・上田市)の子会社が運営する上田市の塩田東山観光農園で5日、イチゴ狩りのシーズン入りを祝う恒例の「新春いちご祭り」があった。行政や農協の関係者が盛況を祈って地酒の鏡開きをし、来場者には豚汁が振る舞われた。
同農園は四つのハウス計7千平方メートルで計7万本のイチゴを栽培しており、今季のイチゴ狩りは2日に始めた。式典で同農協の坂下隆行組合長は「昨秋の温暖な天気と年末の寒さで甘くておいしいイチゴができている」とPR。関係者は暖房が効いたハウスに入り、甘みの強い「章姫(あきひめ)」をもぎ取っては頰張っていた。
イチゴ狩りは5月末ごろまで。冬場や週末は混雑するため要予約。料金は2月末まで小学生以上1500円、小学生未満800円、3歳未満無料。問い合わせは同農園(☎0268・39・0210)へ。