寒行托鉢へ向け、発心寺の山門を出発する雲水たち=1月6日午前8時15分ごろ、福井県小浜市伏原の発心寺

寒行托鉢へ向け、発心寺の山門を出発する雲水たち=1月6日午前8時15分ごろ、福井県小浜市伏原の発心寺

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発心寺の寒修行始まる 素足にわらじで雲水が托鉢

福井新聞(2019年1月7日)

 福井県小浜市伏原の曹洞宗発心寺の寒修行(寒行托鉢)が1月6日、始まった。寒空の下、素足にわらじを履いた雲水が「ほうー」と独特の声を発しながら、昔ながらの町並みが残る旧市街地などを回った。

 同寺の托鉢は、寒さが厳しくなる「寒の入り」から行うのが恒例。小浜の冬の風物詩となっており、2月3日の節分まで続けられる。

 初日は午前8時ごろ、黒い衣を身にまとい、網代笠(あじろがさ)を深くかぶった雲水6人が山門を出発した。雲水は50代が中心で、中には70代の人もいる。この日は曇り空で強い冷え込みはなかったものの時折、冷たい風が吹き付けた。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「小浜西組」の路地などを歩き、住民から浄財を受けた。

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