ふすま紙の技法を駆使した作品が並ぶ長田さんの個展=1月3日、福井県福井市松本1丁目のギャラリーサライ

ふすま紙の技法を駆使した作品が並ぶ長田さんの個展=1月3日、福井県福井市松本1丁目のギャラリーサライ

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手漉きの技光るオブジェ 越前和紙伝統工芸士、長田和也さん個展

福井新聞(2019年1月7日)

 福井県越前和紙の伝統工芸士で造形作家の長田和也さん(58)=福井県越前市=の個展「Voice Of the Forest(森の声)」(福井新聞社後援)が1月15日まで、福井県福井市松本1丁目のギャラリーサライで開かれている。和紙の隙間から優しく明かりが漏れる作品など、手漉(す)きの技法を生かしたオブジェなど14点が並ぶ。

 長田さんは、ふすま紙を中心に手掛けてきた製紙所の4代目社長。作品は森の中の生命体をイメージし、ふすま紙に模様を付ける技法「漉き模様」を駆使して制作した。

 バラの花をデザインした高さ1・3メートル、直径30センチの円柱形の作品は、5回ほど漉き重ねて花びらの厚みにグラデーションを出した繊細な作品。中に入れたLED電球の光が和紙に透け、幻想的な雰囲気を生み出している。

 巨木などを表現した幅3・8メートル、高さ1・9メートルの大作は、枝の広がりなどが森の生命力を感じさせている。

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