小海町の松原湖高原オートキャンプ場で26、27日、最低限の道具を使って自然の中で過ごす野外活動「ブッシュクラフト」を体験する「たのしい厳冬期がちキャン!!」が開かれる。同町の地域おこし協力隊員、平田晋也さん(32)が初めて企画。冬は気温が氷点下20度まで下がることもある同キャンプ場で、工夫しながらアウトドア体験をする。
平田さんは埼玉県出身。「山に携わる仕事がしたい」と2016年に林業を担当する隊員として着任した。ブッシュクラフトのほか、森林インストラクターの資格も持ち、冬季に利用されていないキャンプ場の活用を考えた。
26日は、災害時でも活用できる寒さをしのぐシェルターの作り方を学んだり、粗びきした豆をたき火で沸かした湯で煮出すコーヒーを味わったりする。2日目はたき火でお汁粉や薫製を作るなど、料理を楽しむ。
平田さんは「寒さのストレスは人を動かす原動力にもなる。寒さ対策も工夫して楽しんでほしい」と話している。ナイフや着火具、毛布などは借りることができるが、事前申し込みが必要で先着順。
参加申し込みは23日まで。参加費は6千円(日帰りの場合は2千円)。申し込み、問い合わせは平田さん(電話070・4349・1039)へ。