公開稽古で出演者に指導する串田さん(左から2人目)

公開稽古で出演者に指導する串田さん(左から2人目)

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観客と交流する芝居に 松本で公開稽古、串田さん演技指導

信濃毎日新聞(2019年1月9日)

 松本市中央2の信毎メディアガーデンで2月8〜13日に演劇「MannistMann(マンイストマン)」が上演されるのを前に、報道陣向けの公開稽古が8日、まつもと市民芸術館であった。元宝塚歌劇団男役トップスター安蘭(あらん)けいさんら出演する5人が参加。脚色、演出の同ガーデン企画プロデューサー串田和美さん(76)は「観客と交流しながら展開する芝居にしたい」と語った。

 劇は英国植民地時代のインドが舞台。英軍兵士4人組がさい銭泥棒をして1人が捕まり、残りの3人は串田さん演じる鬼軍曹にばれないように画策。通り掛かりの男を身代わりに仕立てるが、事態は思わぬ方向に進んでいく。

 稽古では串田さんが細かく演技指導する一幕もあった。稽古後、串田さんは「演劇って観客と一緒につくるもの。静かなクラシックのように見る劇だけでなく、いろんな形があっていい」と熱く語り、観客が飲食しながら観劇できるほか、ブーイングや声援を送れる鳴り物を用意する構想を明かした。

 冬の松本を盛り上げる今公演には、会場近くの本町商店街の店主らでつくる「松本本町ルネサンス倶楽部」が協力。買い物をすると抽選で演劇の招待券が当たる企画を用意しており、その応募券を今後配る。問い合わせはまつもと市民芸術館(電話0263・33・3800)へ。

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