櫂入れの作業に励む蔵元杜氏の高澤社長

櫂入れの作業に励む蔵元杜氏の高澤社長

富山県 高岡・氷見・射水

新酒仕込み最盛期 氷見の高澤酒造場

北日本新聞(2019年1月10日)

 明治初期から続く氷見市北大町の老舗、高澤酒造場で新酒の仕込み作業が佳境に入っている。9日は蔵元杜氏(とうじ)の高澤龍一社長らが、純米吟醸酒を造る作業に精を出した。

 同酒造場は「槽(ふな)搾り」と呼ばれる伝統的な製法で「有磯 曙」銘柄の日本酒を製造している。口当たりの柔らかさと後味のきれの良さが特長。酒米は地元産「富の香」と南砺市産「五百万石」を使う。

 今季は昨年11月上旬から仕込みがスタート。近く大吟醸の仕込みを始め、3月上旬ごろまで早朝からの作業が続く。前季並みの約4万6千リットルの醸造を見込んでおり、4月上旬から新酒がお目見えする。

 この日は土蔵にある大型タンクに入ったもろみの温度を均一にする「櫂(かい)入れ」などを行った。高澤社長は「暖冬傾向なので温度管理に気を付けたい」と話した。

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