初稽古で哀調を帯びた音色を響かせる地方衆。途中から踊り手が加わった=福島第二区公民館

初稽古で哀調を帯びた音色を響かせる地方衆。途中から踊り手が加わった=福島第二区公民館

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哀調の旋律に磨き 八尾福島保存会、おわらへ初稽古

北日本新聞(2019年1月10日)

 富山市八尾地域の福島おわら保存会(島林洋三会長)は9日、地元の福島第二区公民館で初稽古を行った。ピンと張り詰めた空気の中、地方(じかた)衆が気持ちを新たに、稽古に励んだ。

 初稽古には約50人が参加。元会長の五十嵐利男さん(73)がえとのイノシシにちなみ「目指す道を真っすぐ突き進んでほしい」とあいさつした。

 五十嵐さんの掛け声で演奏を始め、三味線と胡弓(こきゅう)の哀調を帯びた旋律を囃子(はやし)と太鼓が整え、歌い手が味わいのある発声で唄を乗せた。途中から踊り手も加わった。

 八尾地域中心部でおわらを受け継ぐ11町の各保存会は、毎年9月1~3日の「おわら風の盆」に向け、一年を通して技を磨いている。

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