韋駄天像を表現した御朱印

韋駄天像を表現した御朱印

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瑞龍寺が韋駄天を御朱印に  NHK「いだてん」にちなみ

北日本新聞(2019年1月11日)

 高岡市関本町の国宝瑞龍寺は10日、台所である「大庫裏」に祭られている韋駄天(いだてん)像を描いた御朱印の授与を始めた。NHK大河ドラマ「いだてん」にちなみ制作。韋駄天は禅宗で"食の神様"とされており、同寺の四津谷道宏住職は「韋駄天像を参拝してもらい、あらためて食に対する感謝の念を持つ機会になれば」と話している。

 瑞龍寺の韋駄天像は高さ約90センチの木像。京都・宇治の万福寺にある韋駄天像と類似点が多いことから、中国から渡来した仏師・范道生(はんどうせい)の作とみられ、江戸前期に加賀藩前田家から寄進されたとされる。

 蒙古風の鎧(よろい)をまとい、表情は穏やかながら切れ長の目で"美男子"。大庫裏の厨子(ずし)に安置されているが、大河ドラマで注目が集まることから、今年一年は厨子の格子戸を外し、参拝や写真撮影をしやすくした。

 韋駄天像の御朱印は黒と金色で表現。御朱印は普段から授与している「三宝印」「烏瑟沙摩(うすさま)明王」と合わせて3種類となり、組み合わせによって300~900円で押印する。四津谷住職は「これまでなじみのなかった人にも韋駄天について知ってもらいたい」と話している。

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