日本海の暖海域や太平洋を浮遊するムラサキダコが10日、富山市水橋辻ケ堂の水橋フィッシャリーナ内で捕獲され、魚津市の魚津水族館で初めて展示されている。同館によると生きて捕獲されることは珍しいという。
8本の腕のうち4本の間に大きな膜があり、泳ぐとマントのようにひらひらと動いてムササビのように見えるのが特徴。胴から腕の先までの全長は約40センチで、体色は光の加減で紫色にも見える。
同日午前に水橋フィッシャリーナ管理事務所の職員がボート置き場で見つけ、捕まえた。
捕獲された時点で弱っており、いつまで展示できるかは未定。担当者は「元気なうちに多くの人に見てもらいたい」と話している。