小谷村の栂池高原スキー場で10日、スキーやスノーボードをしない人も雪上の遊びを楽しめる施設「白馬つがいけスノーワオ!」のオープンを記念したイベントがあった。同スキー場を運営する白馬観光開発(白馬村)が、昨年8月に開設したアドベンチャー施設を冬季用に充実。この日は体験会などがあった。
「スノーワオ!」は昨年12月下旬にオープン。国内のスキー客が減少する中、都会では体験できない雪遊びを提供しようと、冬季用の遊具を充実させた。同社の和田寛社長は「いきなりスキーを始めるのは大変。雪山を楽しむ入り口を広げたい」とする。施設はスポーツ用品販売のゼビオ(福島県)、大手旅行会社のJTB(東京)などと連携して運営する。
雪上を走る自転車や、スウェーデン発祥のそり「スノーレーサー」に加え、高さ9メートルに張った3層のネットの中で、丸太や綱などの障害物を乗り越えて進む「アミダス」など、計10種類の遊具を楽しめる。
この日は、アミダスの全ての障害物を乗り越える速さを競う大会も開催。参加者12人の中で優勝した東京都府中市の高橋遥さん(24)は「他のスキー場では聞いた事がない施設で、楽しい」と話した。
営業時間は午前10時〜午後3時で、3月31日まで。料金はリフト券の有無や遊具の種類によって異なり、700〜4千円。