イノシシの剥製を眺める親子連れ=福井市自然史博物館、福井県福井市

イノシシの剥製を眺める親子連れ=福井市自然史博物館、福井県福井市

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「亥」企画展、剥製や骨格標本 福井市自然史博物館

福井新聞(2019年1月12日)

 今年のえと「亥(い)」をテーマにした企画展「意外と知らないとなりの獣」が1月27日まで、福井県の福井市自然史博物館で開かれている。県内で捕獲された巨大なイノシシの剥製や骨格標本など約40点を展示するとともに、食肉としての側面など人との関わりを伝えている。

 剥製は体長1・3メートル、体重150キロの雄。1965年に旧河野村で捕獲され、同博物館に寄贈された。筋骨隆々の体に茶色の毛が生えそろい、今にも動きだしそうな迫力がある。他に頭骨や毛皮、餌なども展示してその特徴を紹介している。

 同博物館が昨年、ほ乳類の生息状況を調査するため福井市と越前町の山林に設置したカメラの映像を公開。イノシシが基本的に夜行性であること、体の表面から寄生虫などを落とすため泥を浴びるといった生態が分かる。親を追ってとことこ歩く愛らしいうり坊の姿も確認できる。

 イノシシ肉をふんだんに使った「ぼたん鍋」も映像で紹介。学芸員が福井市美山森林温泉みらくる亭を訪れ、"食レポ"でそのおいしさをアピールしている。

 イノシシによる深刻な農業被害や、イノシシの家畜化によってブタが誕生した歴史をパネルで紹介。ブタを活用した採集方法をイメージして、高級食材「トリュフ」を匂いで見つけるコーナーや、わなが仕掛けられた捕獲用のおりも並ぶ。

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