木曽郡木曽町三岳の西野川沿いの崖に「白川の氷柱群」が現れ、13日は朝から大勢の写真愛好家や見物客が訪れた。白い牙のような氷柱は寒さが増すにつれて長く、太く成長し、1月末から2月初めごろがピークとなるという。
氷柱群は、崖から染み出た御嶽山の伏流水が凍って壁のように連なってでき、今は幅約250メートル、長さは最大で40メートルほど。昨年12月下旬ごろから凍り始めた。近くで温泉旅館を営む小坂広寿さん(80)は「(2017年の)地震の影響か、水が染み出る場所が変わり、(氷柱がなく)岩肌が見える場所がある一方、新たに成長した場所もある。自然が織りなす現象を楽しんでほしい」と話す。
塩尻市から妻、長女と一緒に初めて訪れたという自営業の篠原将宏さん(33)は「近づいてみると、迫力があって驚いた」と話していた。木曽おんたけ観光局が2月下旬ごろまでの午後5時半〜9時半にライトアップしている。