雑穀とジビエを生かしたカレーをPRする吉田さん(左)と長谷部さん

雑穀とジビエを生かしたカレーをPRする吉田さん(左)と長谷部さん

長野県 伊那路 グルメ

雑穀×ジビエ、限定メニュー 伊那のレストラン

信濃毎日新聞(2019年1月15日)

 今月末で閉店する伊那市長谷非持の雑穀料理レストラン「野のもの」は14日、雑穀とジビエ(野生鳥獣肉)を使った期間限定メニューの提供を始めた。同店代表で雑穀を栽培する吉田洋介さん(51)が、同市長谷杉島の民宿「ざんざ亭」のジビエ料理人、長谷部晃さん(45)に声を掛け実現。カレーや伊那市名物のローメンを23日まで提供する。

 カレーは鹿のすね肉や地元野菜で仕込んだとろみのある中辛。炒めた雑穀のアマランサスもまぶして香ばしさと食感を出し、五穀米で味わう。蒸し麺のローメンは、鹿とイノシシの骨で煮出したスープに雑穀のタカキビとモチアワを配合。上伊那産の野菜もふんだんに使い「あっさりしていて食べやすい一品」(長谷部さん)だ。

 閉店後は農業に専念するという吉田さんは「雑穀とジビエは相性が良いと感じていた」。昨年11月に依頼を受けた長谷部さんは「鹿のうま味、雑穀の渋味やえぐみを楽しんで」と話している。

 カレー、ローメンとも千円(税込み)。営業は午前10時〜午後4時半。17日は休み。19日午後6時から、地ビールやリンゴの発泡酒シードルを飲みながらジビエ料理を楽しむ催しを開く。先着30人(会費7千円)で要予約。問い合わせは同店(電話0265・98・2960)へ。

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